ネキシウム情報NAVI

ネキシウムという薬を知っていますか?ネキシウムは主に、胃潰瘍や逆流性食道炎によく効きます。また、ヘリコバクターやピロリ菌感染症の患者などにも効果があり、たくさんの人が服用している薬です。

ネキシウムは身体にどのように作用するか

ネキシウムは、胃酸の分泌を抑制することによって、その効果を発揮することが知られています。具体的にネキシウムの作用を知るためには、まず一般的な薬物の体内動態を知る必要があります。内服する薬物は、その多くが小腸において吸収され、全身に循環し、疾患のある部位に作用し、そうではない部位に作用することで副作用を発生させます。その後、脂溶性の物質であれば、多くは肝臓で水溶性の物質に代謝され、尿中または糞便中に排泄され対外に出ていきます。ネキシウムも体内において同様の経路を経ます。ネキシウムは、この吸収と全身に循環している間は、いわゆるプロドラッグとして、体に作用しない形態をとっています。そして、酸性下である胃において初めて効果を示す活性体へと変化し、この活性体が胃壁にあるプロトンポンプと呼ばれる胃酸を分泌する部位に結合することによって、胃酸の分泌を阻害します。この作用によって、逆流性食道炎や胃潰瘍の治療にネキシウムは用いられています。また、このようなことからネキシウムは胃以外の部位には作用を示さず、副作用はほとんどない薬物です。代謝の過程においても、肝臓で他の薬物の代謝を阻害したり、逆に阻害されたりすることは少ないです。また、ネキシウムの多くが尿中に排泄され、一部が糞便中に排泄されますが、この過程においても、他の薬物の排泄を阻害したり、阻害されたりすることはありません。このように、ネキシウムは他の薬物との相互作用が少ない医薬品です。同系統の薬物も同様の特徴を示しますが、代謝の過程において肝臓の代謝酵素は遺伝的に機能が強い人と弱い人がおり、個人差の原因になっていますが、この酵素に依存する程度が低いために、個人差が少ないという特徴も持ち合わせています。

ネキシウムを飲んでいる人の服用のきっかけ

ネキシウムを飲んでいる人は意外に多いものであり、日本社会で生活しているとしばしば必要になってしまうことがあります。その飲み始めたきっかけとしてあげられるものには二つあります。一つはピロリ菌の除菌を行いたいという希望がきっかけとなったものです。日本では多くの人がピロリ菌に感染してしまっているとされています。ピロリ菌に感染していることによって胃がんのリスクが上がるなどの様々な健康リスクについての理解が深まってきたのが現代であり、自分にもピロリ菌が感染していてそのリスクがあるのではないかと考える人が多くなりました。そう考えて検査を行ってピロリ菌に感染しているとなるとネキシウムを含んだ三剤投与によってピロリ菌の除菌を行うようになります。これがネキシウムを飲んでいる人の典型的な例の一つです。もう一つは胃の不調によるものです。胃痛が続いたり、消化不良が続いていたり、さらには未消化便が確認されたりと、消化器系に異常を感じて医師を受診するということがよくあります。その結果として胃潰瘍や十二指腸潰瘍が発見されてネキシウムが処方されることになるということが頻繁にあります。プロトンポンプ阻害剤として機能する胃潰瘍の治療薬として有効性の高さが知られているのがネキシウムであり、好んで処方する医師が多くなってきているからです。胃潰瘍の原因の一つとして慢性的なストレスが知られており、ストレス社会とも呼ばれる現代日本社会では胃潰瘍に悩まされる人も多くなっています。そのため、胃痛などが原因で病院に行き、ネキシウムを処方されていつも飲んでいるという状態になってしまっている人がしばしばいるという状況になっています。

ネキシウムは病院でしか手に入らないのか

ネキシウムは2011年9月に販売開始された胃酸の分泌を抑える働きのある医薬品です。胃酸が分泌される時、胃の壁細胞にあるプロトンポンプを介して胃酸は分泌されます。ネキシウムはそのプロトンポンプを阻害することによって胃酸の分泌抑えるためプロトンポンプ阻害薬に分類される医薬品です。胃潰瘍や逆流性食道炎などで処方されることの多い医薬品になっています。現在、医薬品には一般用医薬品(OTC医薬品)と医療用医薬品の2つに分かれています。一般用医薬品は第1類、第2類、第3類に分かれていて主にドラッグストアや薬局で購入することができる医薬品です。医療用医薬品は病院で受診し、医師による処方箋が必要な医薬品になります。また、スイッチOTCというものがあり、もともとは医療用医薬品でしたが安全性や有効性が認められた医薬品に限り一般用医薬品としても販売されるものもあります。例えば、ロキソニンはスイッチOTCに分類されます。現在でも医療用医薬品としても使用される一方で薬局やドラッグストアで処方箋を必要とすることなく購入することが可能です。ネキシウムはどこに分類されるのでしょうか。ネキシウムは医療用医薬品に分類される医薬品です。そのため、日本では病院やクリニックで受診し医師による処方箋がなければ手に入れることができません。また一般用医薬品としての販売もありません。医薬品には規格が存在し、ネキシウムカプセルには10mg、20mgの規格が存在します。症状や体重などからその人にあった成分量が必要になるので、病院やクリニックで受診し、適正な規格の医薬品を選択してもらうことによって副作用のリスクなどを減らすことができます。